仙台中央駅

 仙急最大のターミナルであり仙急最重要営業拠点駅である。通勤・通学で利用されるだけでなく、仙急の再開発計画による駅ビルを筆頭に駅周辺に多くの商業施設及び商店街があるため多くの買い物客でもにぎわう駅である。また観光客が松島及び秋保温泉に向かうための始発駅でもあることから土休日になると客層が一気に変わる。JR仙台駅から地下通路とペデストリアンデッキで結ばれていることから双方向での乗り換えが多い。しかし在来線と仙急線の乗り換えは次の仙台東口駅を推奨しているため地元利用客が乗り換えで使用するのは新幹線ぐらいである。

 仙台東口駅と仙台中央駅は一つの駅として捉えられることが多く、実際運賃計算上も同一駅扱い(両駅間を利用する場合は140円を運賃として徴収)であり、改札外の地下通路で両駅間は結ばれている。

 駅構造は地下2階に2面4線のホームがあり、地下1階に改札・コンコースが設置されている。ホームについては多くの利用客利用を想定し広めに作られているほか階段・エスカレーター・エレベーターを多く設置し、ターミナル駅として十分な設備を備えている。またコンコースについては駅ナカだけでなく旅行者向けの「仙急トラベルカウンター」が設置され、観光客への情報発信の場となっている。配線上の特徴としてここから仙台東口駅までは地下鉄東西線の直通構想の影響で複々線となっている。1階には「仙台中央バスターミナル」があり、ここを起点に仙台市内への路線バス及び東北・関東方面を中心とした高速バスが運行されている。

 

 仙台中央駅は仙急合併当初3つに分かれていたターミナル駅機能を一つにするために作られた駅であり、歴史的に見ても仙急の最重要駅である。また駅ビルについては長らく開業当初に作られた駅ビルを使用していたが老朽化が進んだ影響で現在の駅ビルに2010年に建て替わった。その後は仙台のランドマークとしての機能も果たしている。

  当駅から山形方鈎取駅まで仙台中央駅管区であり、当駅には駅長と仙台中央駅管区長が配置されている拠点駅である。