小鶴新田駅

 仙急最大の車庫および唯一の工場がある「仙急仙台工場・仙台車庫」の最寄り駅。2003年に開業した仙急線の中で震災移転を除いた最も新しい駅である。2003年までは同位置に新田信号所があり、仙台車庫への入出庫線分岐のために機能していた。一方で2003年までは当駅から仙台方に800mのところに新田駅があり、仙急職員の通勤のために使用されていた駅があったが2003年の小鶴新田駅開業を受け小鶴新田駅に移転・廃止となった。

 駅は2面4線の橋上駅であり、自由通路が置かれている。小規模駅ナカが整備されており、主に御惣菜店やコンビニなど生活に特化したタイプのエキナカが整備されている。

 駅周辺は駅開業後マンションの建設が相次ぎ駅及び列車の混雑が進んだため、朝ラッシュ時間帯には当駅から長町南までのシャトル列車が運行されている。急行までの全列車が停車する。仙台方から来る最終快急は当駅止まりだが、当駅から各駅停車に種別変更し多賀城まで運行される。またラッシュ時間帯が終了すると通過列車の通過待ちのタイミングで4両の各駅停車を分割し2両に、ラッシュ時間帯前では2両の各駅停車を4両に増結する作業が行われる。

 なお当駅は仙台工場最寄という特殊な事情があるため当駅と工場との接続部分である小鶴新田信号所のみで小鶴新田駅管区が構成されている。旅客駅は当駅のみであるため駅長のみ配置されている。なお拠点駅である。