仙急線無人駅運営方針

 仙急線では山形本線山間部や仙石本線高城町以西の利用客が極端に少ない区間・駅の運営方針について2015年以降新しい方針のもと運行を行っている。他の地方鉄道同様全線でICカードを中心とした運賃徴収を行い、キップについては大幅に縮小させるのを目標としている。

 それに伴い仙急線では一部を除き無人駅については切符の発売を2015年度ダイヤ改正以降行わないことを決定した。具体的には無人駅には改札内外にそれぞれICカードチャージ機を1台以上設置したうえで、切符利用者に向けては乗車駅証明書で対応するものだ。ICカード利用者については有人駅同様改札機をにICカードをタッチすることで改札を通過することができる。

 一方で切符で無人駅から乗車した乗客についてはまず改札機のない通路にて乗車駅証明書発行機から乗車駅証明書を発行する必要がある。これを発行しなかった場合駅構内に入ることができない。その後電車乗車後に乗務している車掌から補充券を購入する必要がある。降りる駅が有人駅の場合は有人窓口にて補充券を係員に渡す。無人駅の場合は運転手もしくは車掌に補充券、もしくは切符を渡し改札機のない通路から出場する。

 仙急では無人駅での管理を大幅に簡易化した一方で紙の切符をあえて不便にさせICカードへの統一を目指すとしている。